GM1・GM2・GS・XG規格とは?
異なるメーカー間でも、MIDIデータ(演奏データ)が概ね同じ様に演奏される目的で規格されたのがGM(後のGM1でゼネラルMIDIの略)。そこには音色配列や演奏に必要な各種コントロールに関する規則等が制定された。しかし128音色という限られた中で、音楽表現には自ずと限界が有り、Roland社はGSをYAMAHA社はXGというGM規格を内包し、拡張音色を含めた独自の規格を開発しました。しかしユーザーがDTM音源を選ぶ場合、まずGSかXGか考えなくてはならない混沌とした中、近年、GMの音色を256音色に拡張し、演奏表現を高めて制定された標準規格がGM2です。
ソフトウェア・シンセサイザーとは?
最近のDTM関係で一番盛り上がっているのがソフトウェア・シンセサイザー(いわゆるソフトシンセ)です。ソフトシンセとは、シンセサイザー、サンプラー、エフェクトなどのハードウェア機器を、ソフトウェア上で再現したもので、
その種類は様々、最近ではターンテーブル、ボーカルまでもソフト上に再現されたりしてます。コンピューターの性能が飛躍的に上昇した現在のテクノロジーがなせる技で、ハードウェアに替わってこれからの主流になっていくと考えられます。
ソフトウェアというと、ごく最近までは「不安定」「音がしょぼい」「レイテンシー(キーを押してから発音するまでの時間の遅れ)がある」などの不安要素ばかりが目立っていましたが、パソコンの処理速度の上昇とともに、ここ最近はハード同等、もしくはそれをしのぐ性能のものも多数リリースされています。
VSTインストゥルメントとは?
VSTインストゥルメントとはホストアプリケーション上でソフトシンセを使用するための代表的な規格で、MIDI/オーディオシーケンサー「Cubaseシリーズ」を発売しているSteinberg社が生み出したプラグイン規格。コンピューターのCPUのみを使ってオーディオ処理等を行う技術「VST」を進化させた「VST
2.0」で初めて実現された。これまでに多くのシンセ、サンプラーなどがリリースされていて、フリー、シェアウェア含めて多くのソフトがVST対応になっていることから、事実上のデファクト・スタンダードと言えます。